光設計事務所(東京都渋谷区)は、健康住宅を手がける建築設計事務所です

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現場工程1:木材は全て国産材を産直で調達

長年アトピーに悩まされてきた建築主が読売新聞の健康住宅に関する記事で青森の古代人を知りこのプロジェクトはスタートしました。

まず古代人については 産直住宅の項も参考にしてください。
左の写真はNHKが青森県十和田市の古代人スガオカの木材乾燥プラントと産直住宅を取材している所です。古代人の木材乾燥法は独特な方式で、煙で燻して乾燥させる薫煙乾燥です。木材は燻されて真っ黒になりますが、これは民家の屋根を支える木材が囲炉裏の煙で燻されて防腐・防虫効果も高まり、何百年も長持ちするのと同じ効果が期待されます。

いま話題の三内・丸山の縄文遺跡で、この自然工法が各所で採用されていて、あのロシアから輸入された6本の巨大クリの木も古代人によって薫煙乾燥され黒くなり、化学塗料では得られない古色で訪れる人を楽しませているという事です。

J邸の燻煙乾燥は福島県鏡石市のヤマトマテリオでお正月をはさんでジックリ乾かしています。この燻煙乾燥設備も古代人の技術で建設された。後ろに見える庫内の木材はJ邸のもの。燻煙乾燥に先立つ材料チェックを行った時の写真。

J邸の木材は全て国産材を使用、ラワン合板や輸入材は健康を害する恐れがあるので原則的に使用しない。
ところで国産材を使うとなると問題が生じます。柱や土台といった材は豊富に手に入る杉、ヒノキ、ヒバといった材を使います。一方梁や胴差しなどの横架材は粘り強い松材を使いたいところです。ところが国内には松枯れ病などでなかなかこの松材が手に入りにくいと聞いてきました。無理かなと思っていたこの松材が福島には豊富にありこのように無事材料もそろい乾燥庫に積まれていました。

皮をむいている杉材は丸太のまま二つ割にして2階ロフトからナナメに屋根を支える束となり間に蛍光灯を組込ます。この他に直径30センチの大黒柱も皮をむいたままの丸柱で使います。いずれも燻煙乾燥で美しい飴色になる予定。この色は決して塗装では出せません。竣工時に見学会を開催しますのでご希望の方はあらかじめメールでご連絡ください。追ってご案内差し上げます。

2001.2.24 お正月をはさんで釜のなかでジックリいぶされた杉丸太はこのように飴色になって貫禄がついて現場に運びこまれました。この丸太はロフトからナナメにして屋根を支える束(ツカ)として用いる。

2001.2.25 大黒柱もこのようにイブされてあたかも古材のような貫禄があります。

2001.2.26 材木は全て国産材を使用。柱土台は杉・青森ヒバ、梁・胴差は松。目の肥えた通行人は一言「松ですか、近頃見なくなりましたねえ」屋根の下にロフト部分が見える。

2001.3.10 ロフト部分に取付けられたイブシ丸太。二つ割にされていて中に蛍光灯を組み込む予定。

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